🧅玉ネギの種が出来るまで🧅


⑪7月12日

「玉ねぎの種作り」のリポートは今回で終了します。

「種」が取れるまで10か月を要しました。

ご協力くださいました農家の皆様、心からお礼申し上げます。

日常、何気なくいただいている「玉ねぎ」ですが、今までの道のりを思い浮かべてありがたくいただきたいと思います。

(⑪₋a~⑪-hは令和5年7月12日に撮影しました)


⑪-h

大きさは2mmくらい。

真っ黒ですね。

西瓜を切って横から見たときのような形でをしています。 

⑪-g

とうみでより分けられた実(種)です。 

⑪-f

矢車状の羽根を手漕ぎで回し、起こった風へ実(種)と殻が混在したまま、少しづつゆっくりと落とします。

殻は軽いのでとうみの外、遠くへ飛び、実は重いので手前の滑り台から落ちてきます。

⑪-e

実(種)と殻が混在している状態から殻を飛ばして実(種)を取るための助っ人「とうみ」です。 


(令和5年7月12日撮影)


⑪-d

脱穀できましたが、お米で言うところの「もみ殻」が「実」(種)と混在しています。

⑪-c

脱穀機に坊主を入れます。脱穀機の他、網戸に使用する網に押し付けながら脱穀することもあるようです。

⑪-b

例えると「いがぐり?」、「蜂の巣?」のようです。写真を拡大すると黒い種が見えるでしょう。

⑪-a

6月中頃に刈り取って3週間ほどかけて乾燥し、茎の部分が切り取られた通称「坊主」の山です。


(令和5年7月12日撮影)


受粉作業後、種が大きく成長しました。

種袋(呼び名教えて!)の大きさは約5ミリ程です。

1本1本丁寧いに刈り取り、この後しばらく乾燥させます。

ハウスの中、暑く中腰の作業で厳しいです。

(令和5年6月18日撮影)

受粉方法は蜜蜂と手作業です。

今日は手作業の様子を紹介します。

棒先に鳥の羽根を取り付けた道具で球型の花一つ一つの全面を丁寧にタッチします。

開花に合わせて受粉させるので1回で終わりではありません。

根気のいる作業です。

(令和5年5月10日撮影)

「玉ねぎ坊主の花序、満開」との表現で良いでしょうか?(花序:花の集団のことを言うようです)。

よく見ると、花には光った水滴が見えます。

「蜜」でしょうか。

ミツバチの巣箱が入り、蜂たちが元気よく飛びまわり受粉が進みます。

(令和5年5月2日撮影)

開花寸前の種畑が天井はビニール、腰回りはネットで覆われました。

前回(4/12)の写真取材の時、畑のご主人から「開花したらミツバチを入れて受粉させるんだよ」と教えていただきましたが、まさにその準備が整いましたね。

(令和5年4月25日撮影)



 茎が大人の背丈に近い高さに成長しました。

先端の「花つぼみ」は開花寸前といった感じです。

開花、楽しみです❗。

(令和5年4月12日撮影)

前回の報告から2か月か経過しました。母球が4~5個に分球して伸びた茎は高さ約50~70センチほどに成長し、先端は頭巾のような穂(花つぼみ)を付けています。なお、分球1個につき茎は1本です。

苗畑には目の大きいネットが掛けられています(茎の背が伸びて風などで倒れないように保護するためです)

(令和5年3月8日撮影)

母球から何本もの茎(茎と呼ぶのが正解かどうか分かりませんが…)が元気よく出ています。

不思議ですねえ。一個の玉ねぎ(母球)から茎が何本も出てくるなんて(これを分球というそうです)。

これからの成長が楽しみです。

(R5年1月6日撮影)

 



最初に植えつけた場所から引き抜いてビニールで覆った他の場所の畝に植え替えています。成長が悪かったり、芽が出なかったりしたものを選別するためでしょうか。

(令和4年10月21日撮影)

畑に「お座り」状態で植えつけられてから約3週間が経過しました玉ねぎから「葉」(茎ではないと思うので葉にしました)が数本吹き出したように出ています。

(令和4年10月7日撮影)

今年(令和4年)の春に収穫した玉ねぎを葉っぱを切らないでつるして保存していました。表皮を取って写真のように植えつけます。(植え付けるというより「お座り」させるかな)

(R4年9月14日撮影)



左の写真の撮影日は、令和5年7月10日です。

 

この玉ねぎは、今年(令和5年)の3月ころに2年後の玉ねぎ作りのために取り置きしたものです。

葉っぱを付けたままの状態で柵にぶら下げて保存しています。

この玉ねぎは、今年9月ころ種取り用として畑に据え付けられます。

①令和4年9月14日撮影のように……。